「『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のキャスト、結局誰が出ているの?」「パニッシャーやハルクまで出るって本当?」——2026年7月31日に公開されたMCU最新作は、シリーズ史上でも屈指の顔ぶれの豪華さで話題になりました。
結論から言うと、本作はトム・ホランド、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロンという続投トリオに、ジョン・バーンサル(パニッシャー)、マーク・ラファロ(ハルク)という他シリーズの主役級を加え、さらにマイケル・マンド(スコーピオン)、マーヴィン・ジョーンズ3世(トゥームストーン)といったヴィラン枠を揃えた布陣です。「スパイダーマン単独作なのにアベンジャーズ級」と言われる理由は、この座組にあります。
この記事でわかること
- 本作に出演するキャストと役名の全体像(早見表つき)
- 各俳優の代表作・経歴と、MCUや他のマーベル作品での過去の出演歴
- 「なぜこのキャスティングが話題になったのか」という背景
なお、この記事は「人物にフォーカスした詳細ガイド」です。あらすじ・公開情報・シリーズ内での位置づけなど作品全体の情報は『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』最新情報まとめにまとめているので、そちらを先に読むと全体像がつかみやすくなります。
キャスト・登場人物 早見表
まずは全体像を一覧で押さえておきましょう。「代表作・過去のマーベル出演」の欄を見ると、本作がいかに他作品の文脈を持ち込んでいるかがわかります。
| 俳優名 | 役名 | 代表作・過去のマーベル出演 |
|---|---|---|
| トム・ホランド | ピーター・パーカー/スパイダーマン | MCUスパイダーマン3部作、『アベンジャーズ』シリーズ/『インポッシブル』 |
| ゼンデイヤ | ミシェル・”MJ”・ジョーンズ | MCUスパイダーマン3部作/『DUNE/砂の惑星』『チャレンジャーズ』 |
| ジェイコブ・バタロン | ネッド・リーズ | MCUスパイダーマン3部作/『Reginald the Vampire』 |
| ジョン・バーンサル | フランク・キャッスル/パニッシャー | Netflix『デアデビル』『ザ・パニッシャー』『デアデビル:ボーン・アゲイン』/『フューリー』 |
| マーク・ラファロ | ブルース・バナー/ハルク | 『アベンジャーズ』シリーズ、『マイティ・ソー バトルロイヤル』『She-Hulk』 |
| マイケル・マンド | マック・ガーガン/スコーピオン | 『スパイダーマン:ホームカミング』/『ベター・コール・ソウル』 |
| マーヴィン・ジョーンズ3世 | トゥームストーン | 『スパイダーマン:スパイダーバース』(声)/『ブラックライトニング』 |
| セイディー・シンク | 超能力を持つミュータントの女性 | 『ストレンジャー・シングス』/『ザ・ホエール』 |
| フローレンス・ピュー | エレーナ・ベロワ | 『ブラック・ウィドウ』『ホークアイ』『サンダーボルツ*』 |
| トラメル・ティルマン | メッツガー | 『セブランス/Mr.ウィンシュロウの秘密』 |
| ライザ・コロン=ザヤス | デウォルフ | 『THE BEAR/ザ・ベアー』 |
監督は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のデスティン・ダニエル・クレットン。上映時間は145分です。
続投組:おなじみの3人はどう変わったのか
トム・ホランド/ピーター・パーカー(スパイダーマン)
2016年『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』からピーターを演じ続けて10年、本作が通算7度目のMCU登板となります。舞台出身で『ビリー・エリオット』のロンドン公演に主演した経歴があり、アクションを吹き替えなしでこなす身体能力の高さは、スパイダーマン役に抜擢された理由のひとつでもあります。
本作のピーターは、前作『ノー・ウェイ・ホーム』の4年後という設定。全世界から自分の存在の記憶が消えた状態で、たった一人でニューヨークを守っています。ホランド版としては初めて「学生ではない大人のピーター」を演じる作品で、シリーズの節目にあたる立ち位置です。
ゼンデイヤ/ミシェル・”MJ”・ジョーンズ
MCU3部作すべてでMJを演じてきたゼンデイヤが続投。原作コミックの「メリー・ジェーン・ワトソン」とは異なる、皮肉屋で観察眼の鋭い現代的なヒロイン像を作り上げてきた俳優です。
MCU以外では『ユーフォリア/EUPHORIA』でエミー賞主演女優賞を最年少受賞し、『DUNE/砂の惑星』シリーズのチャニ役、『チャレンジャーズ』の主演と、この10年で完全にトップスターの座に。前作ラストでピーターとの関係が大きく変化したため、今作でどう再登場するかが公開前から最大の注目点のひとつでした。
ジェイコブ・バタロン/ネッド・リーズ
ピーターの親友「イスの上の男」ネッドとして、こちらも3部作から続投。ハワイ出身のバタロンは『ホームカミング』が実質的な出世作で、以降はドラマ『Reginald the Vampire』で主演を務めるなど活躍の場を広げています。
ネッドという役柄は、原作コミックでは後にホブゴブリンとなる人物と同名であり、この名前が使われている時点でファンの間では長く議論の的でした。ホランド版シリーズにおける彼の役割の変遷は、「スパイダーマン:ホームカミング」キャスト完全ガイドで初登場時の立ち位置と比べると、より違いが見えてきます。
話題を集めた新規参戦キャスト
ジョン・バーンサル/フランク・キャッスル(パニッシャー)
本作で最も注目を集めたキャスティングが、パニッシャー役のジョン・バーンサルです。理由はシンプルで、Netflix時代から同じ俳優が同じ役を演じ続けている、極めて珍しいケースだから。
バーンサルは2016年のNetflix『デアデビル』シーズン2でフランク・キャッスルを演じ、翌年には単独シリーズ『ザ・パニッシャー』が制作されました。ドラマ配信終了後もファンからの復帰要望は根強く、ディズニープラス『デアデビル:ボーン・アゲイン』で正式にMCU本編へ合流。そして本作でついに、劇場公開のMCU映画に登場することになりました。
キャラクターとしてのパニッシャーは、家族を殺された元海兵隊員が私刑によって犯罪者を殺していく「殺すヒーロー」。原則として敵を殺さないスパイダーマンとは正義の考え方が真っ向から対立する存在で、原作コミックでも両者はたびたび衝突してきました。この対比構造こそが、本作でバーンサルが起用された最大の理由と言えます。
バーンサルは『ウォーキング・デッド』のシェーン役、『フューリー』『ボーダーライン』など、荒々しい男を演じさせたら右に出る者がいない俳優。役作りのために肉体を作り込むことでも知られています。
マーク・ラファロ/ブルース・バナー(ハルク)
ハルクの参戦は、「スパイダーマン単独作の枠を超えている」という点で衝撃を持って受け止められました。ラファロは2012年『アベンジャーズ』から3代目バナー役を務め、以降10年以上にわたってMCUの中核を担ってきた俳優です。
スパイダーマン側から見ると、ピーターにとっての「先輩ヒーロー」枠は初期3部作でトニー・スタークが担っていました。そのトニー不在の今、科学者としてもヒーローとしても先を行くバナーが絡むという構図は、シリーズの流れとして自然な補完関係になっています。本作のピーターに「身体の変異」が起きるという設定を踏まえると、ガンマ線被曝で肉体が変貌したバナーほど適任の相談相手はいない、とも言えます。
ラファロは俳優としても『スポットライト 世紀のスクープ』『キッズ・オールライト』などでアカデミー賞に複数回ノミネートされた実力派で、近年は『哀れなるものたち』でも高い評価を得ています。
マイケル・マンド/マック・ガーガン(スコーピオン)
マイケル・マンドの再登板は、実に9年越しの伏線回収です。マンドは2017年『スパイダーマン:ホームカミング』にマック・ガーガンとして登場し、ミッドクレジットシーンで「スパイダーマンの正体を知る仲間を集めよう」と語ったきり、シリーズから姿を消していました。
原作コミックにおけるマック・ガーガンは、私立探偵からヴィラン「スコーピオン」へと変貌する人物。サソリ型の強化スーツと尾を武器に戦い、スパイダーマンの宿敵のひとりに数えられます。キャラクターの詳しい成り立ちはスパイダーマンのスコーピオンとは?で解説しています。
マンド自身は『ベター・コール・ソウル』のナチョ・バルガ役で世界的に知られる俳優で、ゲーム『Far Cry 3』のヴァース役としても有名。「静かな迫力」を出せるタイプの俳優であり、スコーピオンという役への期待値を押し上げました。
マーヴィン・ジョーンズ3世/トゥームストーン
マーヴィン・ジョーンズ3世の起用が興味深いのは、彼が過去にも別作品でトゥームストーンを演じている点です。2018年のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』でトゥームストーン役の声を担当しており、今回は実写での同役ということになります。
トゥームストーンことロニー・リンカーンは、全身が白いアルビノの巨漢ギャング。超人的な怪力と硬化した皮膚を持ち、ニューヨークの裏社会を支配する冷酷な人物です。キャラクターの詳細はスパイダーマンのトゥームストーンとは?にまとめています。
ジョーンズはラッパー「Krondon」としても知られ、DCドラマ『ブラックライトニング』のトバイアス・ウェイル役が代表作。奇しくもこちらもアルビノの犯罪王という役どころで、ヴィラン役者としての存在感が本作でも活きています。
セイディー・シンク
セイディー・シンクの出演は2024年末から報じられていましたが、役柄についてマーベル・スタジオは公開直前まで一切公表しない方針を取り続けました。現在は「超能力(サイオニック能力)を持つミュータントの女性」として資料上に記載されていますが、その正体をめぐる議論は公開前から本作最大の話題のひとつでした。
シンクは『ストレンジャー・シングス』のマックス・メイフィールド役で世界的にブレイクした俳優。シーズン4での演技は高く評価され、ケイト・ブッシュの楽曲が再ヒットするきっかけにもなりました。映画では『ザ・ホエール』にも出演しています。
フローレンス・ピュー/エレーナ・ベロワ
『ブラック・ウィドウ』でナターシャの妹分として登場し、『ホークアイ』『サンダーボルツ*』と着実に出番を重ねてきたエレーナ・ベロワが本作にも登場します。ピューは『ミッドサマー』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(アカデミー助演女優賞ノミネート)『オッペンハイマー』など、MCU外でも高く評価される俳優です。
脇を固める実力派キャスト
主要キャスト以外にも、近年のドラマシーンで注目された俳優が名を連ねています。
- トラメル・ティルマン(メッツガー役):Apple TV+『セブランス』のミルチックで一躍有名になった俳優。丁寧な物腰の裏に不気味さを漂わせる演技が持ち味です。
- ライザ・コロン=ザヤス(デウォルフ役):『THE BEAR/ザ・ベアー』のティナ役でエミー賞助演女優賞を受賞。なお原作コミックには「ジーン・デウォルフ」というニューヨーク市警の警部が存在し、スパイダーマンと協力関係にある人物として知られています。
日本語吹替キャスト
日本語吹替版もシリーズからの続投を基本としつつ、新キャラクターに実力派が配されています。
| 役名 | 日本語吹替 |
|---|---|
| ピーター・パーカー/スパイダーマン | 榎木淳弥 |
| MJ | 真壁かずみ |
| ネッド・リーズ | 吉田ウーロン太 |
| フランク・キャッスル/パニッシャー | 坂詰貴之 |
| ブルース・バナー/ハルク | 宮内敦士 |
| マック・ガーガン/スコーピオン | 青山穣 |
| セイディー・シンク演じるキャラクター | 永瀬アンナ |
| エレーナ・ベロワ | 田村睦心 |
| メッツガー | 中務貴幸 |
「出演の噂」と公式発表の線引き
本作は制作段階から情報統制が厳しく、公開前後を通じてSNSや海外掲示板では多数の出演者名が飛び交いました。歴代スパイダーマン俳優の再登場、過去作ヴィランの復活、他シリーズのヒーロー参戦など、期待混じりの憶測は今も残っています。
この記事の方針
- ここまで紹介したキャストは、公式サイト・配給発表・国内の映画情報データベースで確認できるもののみ
- 上記に含まれない出演情報は、2026年8月時点で公式には発表されていません
- 各キャラクターの劇中での詳しい展開・結末には触れていません
映画データベースサイトの「フルクレジット」欄には、スタッフの家族やスタントなど本編に無関係な名前が混じることもあります。名前が載っている=正式なキャスト発表、ではない点は押さえておきたいところです。
まとめ
- 続投はトム・ホランド、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロンの3人。本作のピーターは「大人になった孤独なスパイダーマン」という新しい立ち位置
- 最大の話題はジョン・バーンサルのパニッシャー。Netflix版から同一俳優が演じ続けた末の劇場作品登板で、「殺さないヒーロー」との対比が核になっている
- マーク・ラファロのハルクは、トニー・スターク不在後の「先輩ヒーロー」枠を補う配置
- マイケル・マンドのスコーピオンは『ホームカミング』から9年越しの再登場、マーヴィン・ジョーンズ3世は『スパイダーバース』に続く2度目のトゥームストーン役
- セイディー・シンクの役柄は長く伏せられ、資料上は「サイオニック能力を持つミュータント」と記載
- 上記以外の出演情報は2026年8月時点で公式発表なし。噂と公式は分けて考えたい
あらすじ、公開スケジュール、シリーズ全体での位置づけといった作品全体の情報は『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』最新情報まとめにまとめています。あわせてどうぞ。


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