『ロキ』のカーンとは?在り続ける者との関係・正体を解説

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※この記事はドラマ『ロキ』シーズン1・シーズン2の展開、および「在り続ける者」「征服者カーン」の正体に関するネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

「ロキ カーン」で検索してきた人にまず結論から言うと、『ロキ』シーズン1に登場する「在り続ける者(He Who Remains)」と、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』などに登場する「征服者カーン」は、同一人物というよりも「同じ起源を持つ無数のヴァリアント(変異体)」の関係です。演じたのはどちらもジョナサン・メジャースですが、劇中では明確に別人格の変異体として描かれています。この記事では在り続ける者とカーンの関係、原作コミックでの正体、そしてメジャース降板後の実写MCUでの扱いを整理します。ドラマ『ロキ』全体のあらすじや登場人物を先に知りたい人は、ドラマ『ロキ』を解説|あらすじ・登場人物・MCUでの位置づけもあわせてどうぞ。

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そもそも「在り続ける者」とは何者か

「在り続ける者」は、ドラマ『ロキ』シーズン1最終話で初めて姿を見せる人物で、TVA(時間変異取締局)の創設者にして支配者です。劇中の説明では、彼はもともと31世紀の科学者で、研究の過程でマルチバース(並行世界)の存在を発見。やがて自分自身の別バージョン=ヴァリアントたちと衝突するマルチバース戦争が起こり、時空を喰らう怪物「アライオス」の力を利用してこの戦争を終結させます。その後、無数の分岐を防ぐために「神聖時間軸」以外の枝を刈り取る組織としてTVAを作り、自らはヴァリアントたちの争いが再燃しないよう、時の果ての城で監視を続けてきた、という立場です。TVAという組織そのものの仕組みについては別記事で詳しく解説しています。

「征服者カーン」とは何者か(原作コミックでの正体)

原作コミックの征服者カーンは、本名ナサニエル・リチャーズ。30世紀生まれの未来人で、『ファンタスティック・フォー』のリード・リチャーズの父と同名・同系統の血筋とされる時間旅行者です。古代エジプトでは「ラマ・タト」を名乗って支配者となり、その後、戦争で荒廃した40世紀の未来にたどり着いて「征服者カーン」を名乗るようになった、というのが大まかな成り立ちです。原作では時代や世界線ごとに姿・性格の異なる「カーン」が無数に存在する設定になっており、これがMCU版の「ヴァリアント」という扱いのベースになっています。

在り続ける者とカーンの関係

シーズン1最終話で、在り続ける者は自分自身について「支配者、征服者、在り続ける者、それにただの嫌な奴……」といった言い方で説明します。つまり彼自身も、原作でいう「カーン」という存在から枝分かれした無数のヴァリアントのうちの一人であり、その中でも比較的“穏やかな”方向に育った人格だと自認しているわけです。ロキとシルヴィが彼を殺してしまうと、他の攻撃的なヴァリアントたち(=征服者カーンを含む)が野放しになる、と在り続ける者自身が警告する場面もあります。つまり「在り続ける者=征服者カーン」というより、「征服者カーンは、在り続ける者と同じ起源を持つ、より好戦的なヴァリアントの一人」という関係です。

ロキ最終話で何が起きたか(ネタバレ)

シーズン1の最終話で、シルヴィはロキの制止を振り切り、在り続ける者を殺害します。これにより神聖時間軸の“安全装置”が失われ、時間軸は無数に枝分かれしてマルチバースが本格的に発生。抑えられていた在り続ける者のヴァリアントたち(征服者カーンを含む)が解放される結果になりました。シーズン2では、その混乱を収拾するためTVA側の物語が描かれ、最終話でロキは自らの手でマルチバースの分岐時間軸を世界樹(ユグドラシル)の中心で束ね続ける存在になることを選びます。長らく「王になりたい」と言い続けてきたロキが、支配者ではなく“すべてを支える者”を選ぶ結末です。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のカーンとの違い

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』に登場する征服者カーンは、量子世界に追放された状態で描かれ、在り続ける者のような飄々とした雰囲気はなく、一貫して冷徹な征服者として振る舞います。演じたジョナサン・メジャース自身も、在り続ける者とこのカーンについて「あれはまったくの別人だ」という趣旨のコメントを残しており、同じ俳優が演じつつも、劇中では明確に別のヴァリアントとして作り分けられていました。

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演じたジョナサン・メジャース降板後、MCUでのカーンはどうなった?

ジョナサン・メジャースは2023年12月、刑事事件での有罪評決を受けてMarvel Studiosとの契約を解除されたと報じられました。これにより、当初『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ』として予告されていた続編は『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』にタイトル変更され、征服者カーンに代わってロバート・ダウニー・Jr演じるドクター・ドゥームが、マルチバース・サーガ後半の中心ヴィランを務めることになりました。『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』は2026年12月18日、続く『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』は2027年12月17日の公開が予定されています。

一方で、実写MCUにおいて在り続ける者・征服者カーンというキャラクター自体が完全に打ち切られたのか、将来的に別の俳優で描かれる可能性があるのかは、2026年8月時点で公式な発表はありません。ここは断定せず、続報を待つ必要があります。なお、2026年にはアニメ『X-Men ’97』シーズン2で、『スタートレック』シリーズで知られるジョン・デ・ランシーが新たなカーン系ヴァリアント(ラマ・タト)の声を担当することが明らかになっていますが、これはアニメ独自のライン上の展開であり、実写MCUの『ロキ』本編・在り続ける者のストーリーを直接引き継ぐものではない点には注意してください。

よくある質問

Q. カーンと在り続ける者は同一人物ですか?

厳密には「同一人物」というより「同じ起源を持つ無数のヴァリアントの一部」という関係です。在り続ける者自身が比較的穏やかな性格のヴァリアントで、征服者カーンはその中でも好戦的な別のヴァリアントにあたります。

Q. 実写映画版の征服者カーンは今後も登場しますか?

2026年8月時点で公式な続投発表はありません。『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』ではドクター・ドゥームが中心ヴィランとなっており、カーンの実写での今後の扱いは未確定です。

Q. ジョナサン・メジャースはMCUに復帰する予定はありますか?

2023年12月にMarvel Studiosとの契約が解除されたと報じられており、2026年8月時点で実写MCUへの復帰は確認されていません。

在り続ける者とカーンをめぐる駆け引きを実際の映像でもう一度確認したい人は、Disney+で『ロキ』本編をいつでも見返せます。

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