『シー・ハルク:ザ・アトーニー』を見始めたはいいものの、次々に出てくるキャラクターの関係性が掴みづらい、という人は多いはず。本作は毎話ジェニファーの依頼人が入れ替わる法廷ドラマ的な構成なので、レギュラー陣以外にも一話限りの個性的なキャラが大量に登場します。
この記事では、俳優ではなくキャラクター側の視点から、それぞれの役柄や立場、ジェニファーとの関係性を軸に登場人物を整理していきます。俳優のプロフィールやキャスティングの経緯を知りたい場合は、シー・ハルクのキャスト・登場人物まとめ|主演タチアナ・マズラニーと共演者を解説の記事のほうが向いています。
なお、終盤の展開に関わるキャラクター(スカーやK.E.V.I.N.など)については軽くネタバレを含みます。気になる人は該当箇所を飛ばして読んでください。
登場人物を関係性でざっくり整理
まずは全体像から。誰が味方で誰が敵、誰が依頼人なのかを一覧表でまとめました。
| キャラクター | ジェニファーとの関係 | 作中での立場 |
|---|---|---|
| ブルース・バナー/スマート・ハルク | 従兄 | 変身をコントロールする指南役 |
| ニッキ・ラモス | 親友・パラリーガル | プライベート面の相談相手 |
| パグ(オーガスタス・パグリース) | 同僚 | 法律事務所の仲間 |
| マット・マードック/デアデビル | 恋人的な関係 | ヒーロー稼業の理解者 |
| マロリー・ブック | 職場のライバル | 当初は対立、のちに関係が変化 |
| タイタニア(メアリー・マクファーレン) | 因縁の相手 | シー・ハルクに執着するインフルエンサー |
| トッド・フェルプス/インテリジェンシア | 依頼人からトラブルメーカーに | ジェニファーの血液を狙う黒幕 |
| エミル・ブロンスキー/アボミネーション | 依頼人 | 最初の担当案件の被告人 |
| ウォン | 相談者・友人 | 至高の魔術師 |
主人公|ジェニファー・ウォルターズ(シー・ハルク)
本作の主人公。GLK&Hという法律事務所で超人法を専門とする30代の弁護士です。従兄のブルース・バナーと乗っていた車が事故を起こし、ブルースの血液に触れたことで自身もガンマ線の影響を受け、緑色の巨体「シー・ハルク」に変身する体質になりました。仕事も私生活も抱えながら、望んでいなかった「ヒーロー」という肩書きと折り合いをつけていく姿が本作の軸になっています。
原作コミックのジェニファーは、犯罪組織に銃撃されて重傷を負った際にブルースからの輸血でシー・ハルク化するという設定で、MCU版とは変身のきっかけが異なります。この違いや原作コミックとの関係については、シー・ハルクが第四の壁を破るのはなぜ?原作設定と最終回を解説で詳しく扱っています。
ジェニファーを支える味方キャラクター
ブルース・バナー/スマート・ハルク(従兄)
アベンジャーズのメンバーであり科学者でもあるブルースは、ジェニファーの従兄にあたります。メキシコの拠点で隠遁生活を送っていましたが、事故をきっかけにシー・ハルクとなった彼女に変身のコントロール方法を指導するメンター役を担います。ハルクを演じてきた俳優の変遷についてはハルク歴代俳優まとめ|なぜ変わった?「死亡」の噂の正体とレッドハルクとの違いにまとめています。
ニッキ・ラモス(親友)
GLK&Hのパラリーガルで、ジェニファーの一番の親友。仕事だけでなく、シー・ハルクとしての自分をもっと楽しむようにジェニファーの背中を押す存在として描かれ、皮肉の効いた物言いが持ち味のキャラクターです。
パグ(オーガスタス・パグリース)
GLK&Hの法務チームで働くジェニファーとニッキーの同僚。仲間思いな性格で、事務所内の日常パートに温かみを添えるキャラクターです。
マット・マードック/デアデビル
ヘルズ・キッチンを拠点に活動する盲目の弁護士で、夜は覆面ヒーロー「デアデビル」として戦う二重生活を送っています。物語の終盤(第8話以降)から登場し、同じ「弁護士とヒーローの二重生活」を送る者同士としてジェニファーと親しくなり、劇中では恋人関係に発展します。Netflix版から続投したキャラクターで、以後のMCU作品にも引き続き登場しています。
ウォン
カマー・タージを管理する至高の魔術師。かつてブロンスキーとケージファイトの興行で対戦した過去があり、また魔術悪用トラブルに巻き込まれたキャラクターの法律相談役としてもGLK&Hに顔を出します。シリアスな魔法使いのイメージとは裏腹に、コミカルな一面を見せる場面も多いキャラクターです。
職場(GLK&H法律事務所)の人物関係
マロリー・ブック
GLK&Hに所属する優秀な弁護士。ジェニファーの昇進や超人法部門のトップ就任に当初は脅威を感じ対立するライバルとして描かれますが、物語が進むにつれてジェニファーとの関係性は変化していきます。
ホールデン・ホリウェイ
GLK&Hのパートナーで、ジェニファーの上司にあたる人物。彼女を超人法専門部門の責任者に抜擢したのがこのホリウェイです。
ジェニファーと対立するキャラクター
タイタニア(メアリー・マクファーレン)
超人的な怪力を持つSNSインフルエンサーで、シー・ハルクに強い執着を見せる因縁の相手。「シー・ハルク」という名称を美容ブランドの商標として取ろうとするなど、自己顕示欲の強いキャラクターとして描かれます。原作コミックのタイタニアはドクター・ドゥームから力を与えられたヴィランという設定で、MCU版とは出自が異なります。強さの比較はシー・ハルクはどれくらい強い?ハルクとの違い・能力を比較でも触れています。
トッド・フェルプス(インテリジェンシア)
大富豪でジェニファーの依頼人兼デート相手として登場しますが、その正体はシー・ハルクを中傷するオンライン掲示板「インテリジェンシア」の創設者。ジェニファーの血液を狙う一連のトラブルの黒幕的存在です。インテリジェンシアのメンバーであるジョシュ・ミラーも、血液採取のためにジェニファーに近づく人物として登場します。
レッカーとサンダーボール
アスガルド由来の武器を使う悪役コンビ「レッカー・クルー」のメンバー。ジェニファーの血液サンプルを奪う仕事を請け負って登場します。原作コミックでは、より本格的な悪役集団としてアベンジャーズやファンタスティック・フォーとも戦ってきた歴史を持つチームです。
依頼人として登場するキャラクター
エミル・ブロンスキー/アボミネーション
元英国海兵隊の軍人で、スーパーソルジャー血清とガンマ線の影響でアボミネーションと化した人物。ジェニファーが弁護士として最初に担当する案件の被告人として登場し、仮釈放審理をめぐる展開に関わります。改心後はウェルネスリトリート「サマー・トワイライツ」を運営し、モチベーショナルスピーカーとしての一面も見せます。2008年公開の映画『インクレディブル・ハルク』以来の登場となるキャラクターです。
エル・アギラ
自らを剣士だと名乗る依頼人で、物に電撃を流す能力を持ちます。原作コミックでは1979年初登場のキャラクターで、ルーク・ケイジやアイアン・フィストの味方にも敵にもなる存在として知られています。
リープフロッグ(ユージン・パティリオ)
GLK&Hの富裕な依頼人の息子で、カエルを模したコスチュームでヒーロー活動をしようとする青年。スーツを制作したデザイナーのルーク・ジェイコブソンを、スーツの欠陥を理由に訴える案件で登場します。原作コミックの「リープフロッグ」は1965年に初登場した悪役で、劇中のキャラクターはその息子という設定です。
ミスター・イモータル(クレイグ・ホリス)
決して死なない体質を持つ依頼人。何度も偽装死を繰り返しては結婚から逃げてきた過去があり、複数の離婚訴訟を同時に抱えるという案件でジェニファーの前に現れます。
家族・その他の重要人物
モリス&イレイン・ウォルターズ(両親)
ジェニファーの父・モリスと母・イレイン。家族の視点から、シー・ハルクになったジェニファーの日常を支える存在として登場します。
スカー(ネタバレ注意)
ブルース・バナーの息子で、惑星サカールで育ちハルクの力を受け継いでいるキャラクター。最終話で父ブルースとともに姿を見せます。
ゲスト出演したキャラクター
ラッパーのメーガン・ジー・スタリオンが本人役でジェニファーの依頼人として出演しているほか、ニュー・アスガルド出身のライトエルフ「ルナ」がメーガンになりすまして詐欺を働く回や、魔術師見習いドニー・ブレイズの魔術トラブルに巻き込まれる酔っ払いキャラクター「マディシン」が登場する回など、一話限りのゲストキャラクターも豊富です。
原作コミックとMCU版で異なるキャラクター設定
ここまで見てきた通り、シー・ハルク自身の変身のきっかけをはじめ、タイタニアの出自、アボミネーションの再登場など、原作コミックとMCU版で設定が変わっているキャラクターは少なくありません。原作とMCUの違いをさらに詳しく知りたい場合は、シー・ハルクが第四の壁を破るのはなぜ?原作設定と最終回を解説も参考にしてください。
作品全体のあらすじや見どころを先に押さえておきたい人は、シー・ハルクとは?あらすじ・登場人物・見どころを解説から読むと流れがつかみやすくなります。
それぞれのキャラクターが実際に動く場面や、ジェニファーとのやり取りの空気感は、文章だけではなかなか伝わりません。気になるキャラクターが見つかったら、Disney+で本編を視聴して確かめてみてください。
よくある質問
シー・ハルクの登場人物は全部で何人くらいいる?
レギュラーキャラクターに加え、毎話ジェニファーの依頼人として一話限りのキャラクターが多数登場するのが本作の特徴です。この記事で紹介したキャラクター以外にも、原作コミックの脇役を実写化したキャラクターがゲスト的に多数出てきます。
ジェニファーの一番の親友は誰?
GLK&Hのパラリーガルであるニッキ・ラモスが、公私にわたってジェニファーを支える一番の親友として描かれています。
デアデビルはどんな関係で登場する?
マット・マードック/デアデビルは物語終盤から登場し、同じ「弁護士とヒーローの二重生活」を送る者同士としてジェニファーと親しくなり、恋人関係に発展します。
敵役(ヴィラン)にあたるのは誰?
シー・ハルクに執着するタイタニアと、ジェニファーの血液を狙うインテリジェンシア(トッド・フェルプス)が、本作における主な対立キャラクターにあたります。
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』は全9話、Disney+の独占配信作品です。今回整理した登場人物たちの関係性を頭に入れたうえで見返すと、法廷での掛け合いや人間関係の機微がより楽しめます。実際の映像でキャラクターたちの活躍を見たい人は、Disney+で本編をチェックしてみてください。



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