「シーハルク デアデビル」で検索している人が知りたいのは、たぶんこういうことだと思う。結論から言うと、MCU版の『シー・ハルク:ザ・アトーニー』では、チャーリー・コックス演じるマット・マードック(デアデビル)が第8話で本格登場し、法廷での対決からヒーロー同士の共闘、そして一夜を共にする関係にまで発展する。一方、原作コミックでは基本的に「同じニューヨークで活動する弁護士ヒーロー同士」の信頼関係が中心で、恋愛関係が描かれたのは現実改変イベントの中だけ、という違いがある。この記事ではドラマ版の登場エピソードと関係の描かれ方、原作での2人の関わりを整理する。
この記事にはネタバレを含みます
- 『シー・ハルク:ザ・アトーニー』第8話・第9話(最終回)の展開
- 『デアデビル:ボーン・アゲイン』側での扱いに関する言及
MCU版『シー・ハルク』でデアデビルが登場する話数
チャーリー・コックスがマット・マードック/デアデビルとして本格的に登場するのは、『シー・ハルク:ザ・アトーニー』全9話のうち第8話「Ribbit and Rip It」(邦題:ケロケロ ジャンプ、2022年10月6日配信)。キャストや世界観についてはシー・ハルクのキャスト・登場人物まとめの記事でも触れているが、ここではマットとの関係にしぼって整理する。
第8話:法廷での対決からヒーロー同士の共闘へ
第8話の発端は法廷での対決だ。ジェニファー・ウォルターズは、ヒーロー活動用の強化スーツを制作した仕立て屋ルーク・ジェイコブソンを相手取り、スーツの欠陥で負傷したユージーン・パティリオ(ヒーロー名リープ・フロッグ)の代理人としてジェイコブソンを訴える。しかしジェイコブソン側の弁護士として現れたのが、盲目の敏腕弁護士マット・マードックだった。ジェンはこの法廷でマットに敗訴する。
同じ夜、ジェンとマットはそれぞれシー・ハルク/デアデビルとしてヒーロー活動中に遭遇し、最初はお互いを敵と誤解して衝突する。正体を明かし合ったことで意気投合し、その後マットはパティリオがジェイコブソンを誘拐し、新しいスーツを無理やり作らせようとしていることを突き止める。ジェンとマットはヒーローとして協力してジェイコブソンを救出し、その流れで一夜を共にする。翌朝、デアデビルの姿でジェンの部屋から出ていく、いわゆる「ウォーク・オブ・シェイム」的な演出は、このエピソードで話題になったシーンのひとつだ。
なお同じ話のクライマックスでは、ジェンが「今年の女性弁護士賞」の授賞式に出席中、インテリジェンシアによるハッキングでスマホの映像が会場のスクリーンに流出するハプニングも起きている。
第9話(最終回)にも登場
マット・マードックは最終話「Whose Show Is This?」にも姿を見せる。この最終話は、ジェンが物語をメタ的にコントロールするMCUのAI「K.E.V.I.N.」に直談判し、用意されていた展開を自分で書き換えてしまうという異色の構成になっており、その中でマットがジェンの家族との食事の場に呼び戻される場面が描かれる。最終話の展開全体についてはシー・ハルクの終わり方を解説した記事で詳しく整理している。
『デアデビル:ボーン・アゲイン』では関係はどう扱われた?
マット・マードックを主人公とする『デアデビル:ボーン・アゲイン』側では、シー・ハルクは登場していない。制作陣は、『シー・ハルク』でのジェンとの一夜を含む出来事自体は「MCUの正史として起きたこと」としながらも、「積極的に掘り下げる予定にはしていない」という趣旨のコメントをしている。チャーリー・コックス自身も、『シー・ハルク』でのゲスト出演は『ボーン・アゲイン』本編よりも前の時系列に位置づけられていると説明しており、続編で恋愛関係が正式に発展したという描写は今のところ確認されていない。
原作コミックでのシー・ハルクとデアデビルの関係
原作コミックでは、シー・ハルク(ジェニファー・ウォルターズ)とデアデビル(マット・マードック)はどちらもニューヨークを拠点に活動する「弁護士でもあるヒーロー」という共通点を持つ。ただし共演回数の割に直接掛け合うシーンは意外と少なく、2人が同じコミックに登場したのは1979年から2022年までで100回を超える一方、実際にセリフを交わして絡んだのは9作品にとどまるとされている。
基本は「同業の弁護士ヒーロー」としての信頼関係
2人が作中で初めて言葉を交わすのは、2005年のクロスオーバーイベント『ハウス・オブ・M』第5号。それ以降は、2014年から始まった『シー・ハルク』(チャールズ・ソウル作)第4号でマットがジェンにアドバイスを求めて訪ねてきたり、第8〜10号でキャプテン・アメリカを巡る裁判で法廷内では対立する弁護士同士として再会し、その後の屋上での追跡劇を経て互いの信頼を確かめ合ったりと、恋愛というより「同業者としての敬意と友情」を軸にした関係が描かれている。
恋愛関係が描かれたのは『ハウス・オブ・M』の改変現実の中だけ
2人の間に恋愛関係があったと読み取れる描写は、スカーレット・ウィッチが現実を書き換えた『ハウス・オブ・M』(2005年)の作中世界に限られる。この改変現実を扱ったスピンオフ『The Pulse: House of M Special』では、ゴシップコラムの体裁でジェンとマットが交際していることが仄めかされている。しかし『ハウス・オブ・M』第8号で元の現実が復元されると、マット側にはこの記憶が残っておらず、通常のメイン継続(Earth-616)における2人の関係は、あくまで顔見知りの弁護士同士に戻る。つまり原作の本筋では、2人が交際関係にあったという設定は基本的に存在しない。
MCU版と原作の違いまとめ
| 観点 | MCU版(ドラマ) | 原作コミック |
|---|---|---|
| 出会い方 | 法廷での訴訟の対立弁護士として初対面 | 2005年『ハウス・オブ・M』内で初めて言葉を交わす |
| 恋愛関係 | 一夜を共にし、最終話時点では関係の行方は明言されず | 基本の継続(616)では恋愛関係なし。改変現実限定で交際が仄めかされる |
| その後の扱い | 『デアデビル:ボーン・アゲイン』では積極的に掘り下げないと明言 | 『シー・ハルク』(2014年)で弁護士同士の信頼関係として再登場 |
法廷での対決から始まり、ヒーローとしての共闘、そして関係の発展まで描く第8話の一連の流れは、実際の映像で見るとテンポの良さが伝わってくる。『シー・ハルク』の本編・該当シーンをDisney+で確認すると、テキストだけでは伝わりにくいマットとジェンの掛け合いのニュアンスもつかみやすい。
よくある質問
シー・ハルクとデアデビルは付き合っているの?
ドラマ版では第8話で一夜を共にし、最終話でも接点が描かれるが、シーズン1終了時点で「正式に交際している」とはっきり示す描写はなく、関係の行方は明言されないまま終わっている。原作コミックの本筋(Earth-616)でも、2人が交際関係にあったという設定は基本的に存在しない。
デアデビルはシー・ハルクの何話に出てくる?
マット・マードック/デアデビルが本格的に登場するのは全9話中の第8話「Ribbit and Rip It」。最終話(第9話)にも短く姿を見せる。
原作でも2人が恋愛関係になったことはある?
恋愛関係が仄めかされるのは、スカーレット・ウィッチが現実を書き換えた2005年の『ハウス・オブ・M』の作中世界に限られる。現実が元に戻ると、マット側はその記憶を保持しておらず、通常の継続では2人は同業の弁護士同士という関係にとどまる。
まとめ
シー・ハルクとデアデビルの関係は、ドラマ版と原作でかなり性格が異なる。MCU版『シー・ハルク:ザ・アトーニー』では第8話の法廷対決からヒーロー同士の共闘、一夜を共にする関係へと踏み込んだ一方、続く『デアデビル:ボーン・アゲイン』では出来事自体は正史扱いとしつつも深掘りはされていない。原作コミックでは基本的に「同じニューヨークで活動する弁護士ヒーロー同士」の信頼関係が中心で、恋愛関係が描かれたのは2005年の改変現実イベントの中だけだ。作品の概要はシー・ハルクとは?あらすじ・登場人物・見どころを解説の記事、キャストの詳細はシー・ハルクのキャスト・登場人物まとめの記事で確認できる。
2人のやり取りを実際の映像で見返したい人は、Disney+で『シー・ハルク:ザ・アトーニー』本編をチェックしてみてほしい。



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