今までスパイダーマンは3度に渡り映画が公開されています。1番最初に公開された3部作通称「サム・ライミ版」以外の2作品では、クモの糸を自分の手から出さず「ウェブシューター」と呼ばれる道具がから噴射しています。
「いくら天才とは言え高校生がそんなものを作れるわけがない!」という人もいれば、「自分で武器を作るのがオタクヒーローとしてのスパイダーマンらしい」とそこに魅力を感じる人もいます。
中には「ウェブシューターを自分で作ってみたい」という人も少なくないのではないでしょうか?
本記事ではウェブシューターの作り方(もちろん空想)や実際に作ってしまったファンの様子を紹介します。
ウェブシューターの作り方
ウェブシューターの仕組み
主人公ピーターが独自に開発した新素材の特殊粘液をチップ(カートリッジ)に入れて、そのチップを手首に取りつけるシューターに装填し、クモの糸を噴射します。
噴射する方法は、手のひら部分にあるスイッチを中指と薬指で押すことでクモの糸が噴射されるというもの。
誤射防止のために中指と薬指を素早く2回タップという設定があったり、玩具などではスイッチを押さず中指と薬指にフックを通し思いっきり引っ張ることで噴射する、など噴射の仕方はいろいろ考えてみるのも面白いかもしれません・・・・
現実ではアメリカ軍がクモの糸を実用化しようとしていた?
実際のクモの糸は自然界・科学界を問わず世界最強の繊維として知られているようです。そのためアメリカ軍は真剣にクモの糸を実用化して登用できるように研究を行っているらしいです。
【悲報】現代の技術では次元不可
「最初からそんなことはわかっていた」という人がほとんどだと思いますが、残念ながら現代の技術では劇中さながらのウェブシューターを作ることは不可能です。
まず何が無理かというと特殊粘液を貯蔵するチップです。数百メートルの蜘蛛の糸を収納するためのチップです。現代の科学ではあの小さな物体に多量の粘着液を貯蔵することは不可能。
そもそもチップ以前に、強力な粘着性と鋼鉄並の耐久度を誇る糸自体を作り出せませんね・・・・
とは言え発射機構自体は作れる?
この後触れていくのですが、発射機構はある程度作れるようで、実際にシューターを作っているスパイダーファンは沢山いるようです。
ウェブシューターを自作したスパイダーファンを紹介
Patrick Priebe氏自作のウェブシューター
YouTubeに動画をアップロードしているPatrick Priebeさんが作ったウェブシューターです。
本物のクモの糸こそ出ないものの、弾を射出し発泡スチロールに命中させ、発泡スチロールごと弾を手元に戻しています。
コイルガンという磁気を利用した発射機を腕に搭載したもので途中から糸がついたものを発射し、物を引き寄せています。またレーザーポインターにより狙っているものをロックオンして正確に射貫くこともできます。
友人が作った?ウェブシューター
こちらは「スパイダーマン/ホームカミング」のウェブシューターをイメージして作られたもののようです。
発射こそしないもののレプリカとしては面白いのでしょうか?
ウェブシューターのおもちゃ
スパイダーマン ウェブシューター 水鉄砲 おもちゃ Hasbro ハスブロ
アメリカの玩具ブランドハズブローからウェブシューターが販売されています。こちらは「アメイジング・スパイダーマン」のときに発売されました。
水鉄砲としても使えますし、付属の缶にはクモの糸っぽい泡を噴射できるものも付いています。
SPIDER-MAN : HOMECOMING 2017 Role play WEB SHOOTER
こちらは「ホームカミング」上映時にUSAディズニーストア限定で発売されたものです。水鉄砲ではなくプラスチック製の弾をクモの糸と見立てて発射します。
おわりに
スパイダーマンのウェブシューターについてまとめました。さすがに空想上の武器ということで現代の技術では完全再現は難しそうです。
とは言っても世の中には様々なクリエイターがこのアイテムと作ろうとしていた李、ちびっ子向けの玩具も沢山出ています。
いつかは自分もウェブシューターを身に付けて高層ビルを駆け回りたいと思います。
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