「『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』って、結局いつ公開されるの?」——何度も延期を繰り返してきたせいで、そう思っている人は多いはずです。
結論から言うと、全米公開は2027年6月18日で確定しています。2026年4月のCinemaConでソニーが日程をあらためて示し、本編映像の一部も披露されました。制作は編集段階まで進んでいます。ただし日本公開日は本記事執筆時点(2026年8月)でまだ発表されていません。
この記事でわかること
- 公開日が二転三転した経緯と、現時点で確定している日程
- 公式に発表済みの監督・脚本・声優キャストと制作状況
- 前作『アクロス』のラストから物語がどう続くのか(※前作ネタバレあり)
【公式発表】全米公開は2027年6月18日
現時点で確定している全米公開日は2027年6月18日です。前作『アクロス・ザ・スパイダーバース』が2023年6月公開だったので、実に4年ぶりの続編ということになります。
ここに至るまでの経緯が、かなり複雑でした。整理するとこうなります。
| 時期 | 予定されていた全米公開日 | 動き |
|---|---|---|
| 当初発表 | 2024年3月29日 | 『アクロス』公開時点での予定 |
| 2023年7月 | 未定 | 全米俳優組合ストなどの影響で公開日を撤回 |
| 2025年3月 | 2027年6月4日 | CinemaConで約1年半ぶりに日程復活 |
| 2025年後半 | 2027年6月25日 | 約3週間後ろ倒し |
| 現在 | 2027年6月18日 | 1週間前倒しして確定 |
注目したいのは、直近の変更が「延期」ではなく「前倒し」だったこと。制作が間に合わないから遅らせる、という後ろ向きの調整ではなく、興行的な最適解を探しての微調整に切り替わっています。長く続いたスケジュール混乱は、ようやく落ち着いたと見ていいでしょう。
日本公開日は未発表。前作から逆算すると2027年内が現実的
日本公開日は、2026年8月時点でまだ何も発表されていません。「〇月公開予定」と書いているサイトを見かけても、公式情報ではないので注意してください。
参考までに、前作『アクロス』は全米が2023年6月2日、日本が同年6月16日と、わずか2週間差でした。第1作『スパイダーバース』は全米2018年12月・日本2019年3月と3か月ほど開いています。近年のシリーズ扱いを踏まえれば、2027年内の日本公開が現実的なラインと考えられますが、これはあくまで過去の実績からの推測です。
【公式発表】監督・脚本・キャストは前作から続投
制作陣は前作の中核メンバーがそのまま残っています。三部作の完結編として、作風が途中で変わる心配はほぼありません。
- 監督:ボブ・ペルシケッティ、ジャスティン・K・トンプソン
- 脚本:フィル・ロード、クリストファー・ミラー、デヴィッド・キャラハム
- 製作:フィル・ロード&クリストファー・ミラー(シリーズ全作の実質的な指揮者)
ペルシケッティは第1作『スパイダーバース』の共同監督、トンプソンは『アクロス』の共同監督。つまりシリーズ3作すべてを知る布陣で完結編に臨む形です。
主要キャスト(英語版声優)
| キャラクター | 声優 |
|---|---|
| マイルズ・モラレス/スパイダーマン | シャメイク・ムーア |
| グウェン・ステイシー/スパイダーグウェン | ヘイリー・スタインフェルド |
| ピーター・B・パーカー | ジェイク・ジョンソン |
| ザ・スポット(敵役) | ジェイソン・シュワルツマン |
| ミゲル・オハラ/スパイダーマン2099 | オスカー・アイザック |
| ホビー・ブラウン/スパイダーパンク | ダニエル・カルーヤ |
| アーロン・デイビス/プラウラー | マハーシャラ・アリ |
| ジェフ・モラレス(マイルズの父) | ブライアン・タイリー・ヘンリー |
| リオ・モラレス(マイルズの母) | ローレン・ヴェレス |
マイルズというキャラクター自体を掘り下げたい人は、マイルズ・モラレス版スパイダーマンとは?もあわせてどうぞ。彼が「もう一人のスパイダーマン」ではなく主役である理由が見えてきます。
制作状況:2026年時点で編集段階まで到達
制作は順調です。2026年半ばの時点でロード&ミラーが編集作業に入っていることを明かしており、同年4月のCinemaConでは新規カットを含む本編映像がお披露目されました。長らく「本当に完成するのか」と心配されてきた作品ですが、その段階はすでに過ぎています。
前作ラストからどう続く?【『アクロス』の重大なネタバレを含みます】
ネタバレ注意
ここから先は『アクロス・ザ・スパイダーバース』の結末に触れます。未見の方は先に本編を観てから読むことを強くおすすめします。
『アクロス』は「二つの戦い」が始まる瞬間で終わった
前作のラストで物語は真っ二つに分かれます。
- マイルズ側:自分の世界に帰ったつもりが、たどり着いたのはアース42。叔父アーロンが生きていて、スパイダーマンが存在せず、そのアース42のマイルズ自身がプラウラーになっている世界だった
- グウェン側:ミゲルの管理下から離れ、ホビー、ペニー、ピーター・Bらを集めてマイルズ救出チームを結成する
つまり「囚われたマイルズ」と「救出に向かう仲間たち」という2本のラインが同時進行する形で、完結編にバトンが渡されています。さらにマイルズの父ジェフの死が「正史(キャノン)」として予告されているため、それを覆せるのかという問いも残ったままです。
前作の展開をきちんと復習しておきたい方は、『アクロス・ザ・スパイダーバース』を解説した記事で伏線を整理しておくと、完結編の情報がぐっと理解しやすくなります。
公式が認めているのは「『アクロス』の直後から始まる」ことまで
ストーリーについて公式に確定しているのは、本作が前作の出来事の直後から始まり、アース42に囚われたマイルズが家族を守るために動くという点です。CinemaConで公開された映像でも、マイルズが自分のやり方で事態を打開しようとする姿勢が中心に据えられていました。
裏を返せば、それ以外の展開——ジェフの運命がどうなるか、ミゲルとの決着がどうつくか、ザ・スポットがどこまで強大化するか——は、いずれも公式には何も明かされていません。
【報道・噂レベル】確定していない情報の扱い方
ネット上には確定情報のような顔をした未確認情報が大量に流れています。現時点で公式発表がない=信じすぎてはいけないものを整理しておきます。
- 実写版スパイダーマンとの共演:ファンの願望と一部海外メディアの憶測が混在。公式なアナウンスはありません
- 登場するスパイダーマンの新キャラクター:前作の背景に映り込んだキャラを根拠にした推測が中心で、追加キャストの正式発表はごく一部にとどまります
- 「四部作になる」説:三部作として企画されている作品であり、続編の追加は発表されていません
- 日本公開日:前述のとおり未発表。日付を断言している情報は推測とみて構いません
『スパイダーバース』は世界観が広く、「あり得そうな噂」がいくらでも作れてしまうシリーズです。ソニー公式やキャスト本人の発言が一次ソースかどうかを確認するクセをつけておくと、公開までの2年弱を落ち着いて待てます。
公開までに何を観ておけばいい?
必修は『スパイダーバース』『アクロス・ザ・スパイダーバース』の2本だけです。アニメ三部作は実写作品と物語がつながっていないため、実写版を全部観ないと理解できない、ということはありません。
とはいえ、2作の間に張られた伏線は多く、順番と要点を押さえて観ると完結編の情報が何倍も面白くなります。視聴プランは『スパイダーマン:スパイダーバース』シリーズを見る順番にまとめてあります。
実写版も含めてスパイダーマン全体を一気に追いたい人は、スパイダーマン 見る順番 完全ガイドのほうが向いています。
まとめ
- 全米公開は2027年6月18日。直近の変更は延期ではなく1週間の前倒しで、スケジュールは安定してきた
- 日本公開日は2026年8月時点で未発表。前作の実績からは2027年内が有力だが、あくまで推測
- 監督はボブ・ペルシケッティとジャスティン・K・トンプソン、脚本・製作にフィル・ロード&クリストファー・ミラー。シリーズの中核メンバーが続投
- シャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルドら主要キャストも続投。制作は編集段階まで到達している
- 物語は『アクロス』の直後から。アース42のマイルズと、救出に向かうグウェンたちの2ライン同時進行が公式に確定している範囲
- 実写版との共演や追加キャラ、日本公開日などはすべて未確定。一次ソースを確認する習慣を
3年以上待たされたぶん、完結編にかかる期待は相当なものです。公開までの間に前2作を見返しておけば、続報が出たときの解像度がまるで変わってきます。新しい公式情報が出次第、この記事も更新していきます。



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