アベンジャーズではヒーローだけでなく敵キャラにも個性が光ります。本記事では、スーパーヒーローのマイティ・ソーの義兄弟で時には敵として、時にはソーと共闘するロキというキャラクターを紹介します。
ロキの概要
ロキ(Loki)は、マーベル・コミックの出版作品に登場する架空のキャラクターで、アベンジャーズの一員マイティ・ソーの義弟にして、アスガルドの支配を企む男です。
元ネタは北欧神話の悪知恵に長けた悪戯好きの神ロキ。本来は邪神に分類される神であるが、主神オーディンの義兄弟にあたり、神であると同時に神々の敵である霜の巨人ヨートゥンの血をも引いている。
アスガルドの王であるオーディンが、ローフェイ王を倒した後に要塞の中で発見して、以後オーディンの養子として育てられることになります。
マイティ・ソーに嫉妬心を抱く?
戦いにおいては強大な力と不屈の精神と勇気を重要視しているアズガルド人は、アスガルド王の息子2人のうちソーを重視し、一方ソーに劣っているロキを軽視していました。
そのためマイティ・ソーを恨み敵対するようになります。そういう経緯がありアスガルドを支配するようになりました。
映画では愛すべき敵キャラ
これだけ話を聞くと、ロキはものすごく暗い登場人物のように感じます。加えて「アベンジャーズ」では大量の軍勢を率いてアズガルドや地球へと侵攻するなど、非常な一面も見えます。
ですが作風のおかげか、ロキはどこか憎めないキャラに仕上がっています。個人的にこういった話があるためにロキが重いキャラになり過ぎずによかっあっと思っています。
- ホークアイの矢を掴んでドヤ顔してたら矢が爆発して叩き落とされる
- 映画の冒頭、ドクター・ストレンジに30分間落とされ続ける
- 兄をかばって死んだ。・・・・と見せかけて実は生きていた
- 惑星サカールで安住しようとしてたら、そこに「アベンジャーズ」でボコボコにされたハルクがいたために、そのことを知るや否や逃げ出すことを決意する
- ソーがハルクに攻撃されている(自身が「アベンジャーズ)で受けたのと同じような攻撃)されているのを見て、思わず立ち上がるほど喜ぶ
登場回数を回数を重ねるごとにドンドンお茶目&ヘタレキャラになりました。
なんだかんだソーはロキを大事にしている?
兄のソーは、ロキに敵対されたり、大小しょっちゅう騙されていますが、なんだかんだ稀代の嘘つきである弟のことを大切にしているように感じます。
ロキは本当は政界の滅亡やアスガルドの支配に興味はなく「父に認められたい」「兄を見返したい」というのが本音で、兄であるソーもそれを理解しているのでしょう。
悪態をつきながらも、何回でも裏切るロキをキチンと相手にしています。(ソーのロキに対する扱いもドンドン上手になっています)
作品を重ねるごとに素直ではない兄弟のチームワークがどんどん良くなっています。
映画でのロキの登場作品
マイティ・ソー
兄への嫉妬から、アスガルドの戴冠式の事前に式典を中止させるため、氷の巨人と密約して彼らを宮殿の武器庫に浸入させ、式典中止に成功します。
怒ったソーのヨトゥンヘイム侵攻を止めると見せかけて逆に唆し、ヨトゥンヘイムへ赴かせたが、その際の闘いで氷の巨人に触れられても傷を負わず、肌が巨人と同じものへ変色したことに自分の出生について疑問を抱くようになる。
冬の小箱に触れて自身と氷の巨人の根深い繋がりを確信し、オーディンから前述の出自を告げられ、激情を露わにするが、オーディンが眠りについたため、穴埋めとしてアスガルドの王座に就きます。
地球に追放されてしまった兄ソーを抹殺しようとします。
アベンジャーズ
自身の野望を妨げられ、宇宙の彼方に消えていったが、その際に出会ったジ・アザーと結託。ソーへの復讐とアスガルドの王座獲得のため、四次元キューブを奪取しチタウリを率いて地球侵略を企みます。
マイティ・ソー/ダーク・ワールド
今でもソーと養父のオーディンを蹴落としてアスガルドの王座を手にしようと考えているが、その反面養母のフリッガを嘘偽りなく想い慕っていることを匂わせる様子も見せ、彼女がダーク・エルフによって命を奪われたと知らされ、ソーと共闘します。
ソーをかばって死んだ・・・ように見せかけるコミカルな一面も見れます。
マイティ・ソー バトルロイヤル
- オーディンを連れ戻すべくソーと共に地球を訪ねた時は、ストレンジが開いたゲートウェイで異空間に閉じ込められ、その中で30分も落ち続ける
- 解放された後は怒りを剥き出しにしてストレンジに襲いかかったが、再びストレンジによってノルウェーへのゲートウェイにソーと共に押し込まれ、最後まで彼の魔術に翻弄される
- サカールでチャンピオンとしてハルクが登場した際には、以前地球でハルクに手ひどく叩きのめされたため、「この星から逃げなければ」と焦ったり、彼にひと睨みされただけで硬直してしまうほどのトラウマを露わにする
かなり笑いどころが多かったです。(この映画ではソーも結構酷い目にあわされていますが・・・)
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
ソーたちと共に地球を目指していたが、自分がアスガルドから密かに持ち出した四次元キューブ(スペース・ストーン)を求めて襲撃してきたサノスによって他のアスガルドの民同様殺されてしまいます。
かなり衝撃的な展開でしたが、ロキがあんなにあっさりやられているとも思えないので、もしかしたら・・・・
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