MCU(マーベルシネマティックユニバース)ではアベンジャーズの宿敵として登場したサノス。対してひょうきんな憎めないキャラクターのデッドプール。
両者は2021年1月現在映画では映画の権利の関係で共演こそしていないものの、実は原作では深い関係にあります。
この記事ではデッドプールとサノスの関係性について紹介します。
原作でのデッドプールとサノスの関係
MCUでは会ったことすらないデッドプールとサノスですが、原作のコミックスでは因縁の相手となっています。
原作でデッドプールとサノスは「デス」という1人の女神を巡って争っています。三角関係とでも言えばよいのでしょうか。
デスとサノスの関係性
デスは、マーベル・ユニバースにおける命の終わりを具現化・実体化させた存在であり「死の女神」と評されています。
デスは死の具現化した存在であるため宇宙内のどんな存在でも殺すことができ、また生き返らせることができます。
反対にデスは自らが司る生死の領域から特定の人物を追放することで、その人物に「不死」を与えることもできます。
サノスはデスに対して物凄く入れ込んでおり、デスに愛を伝えるためだけに宇宙の全生命を殺して宇宙征服しようとしていました。
MCUでの崇高な理由があったサノスとはだいぶ違いますね。
サノスは1度、宇宙征服に成功してデスに興味を持たれますが、ガーディアン・オブ・ギャラクシーやアベンジャーズ達の活躍で失敗に終わり彼女に呆れられて見限られてしまいます。
デッドプールもデスに片思い
一方身体が全身癌細胞化している死そのものの存在であるデッドプールにしては、デスは興味を示しているようです。そしてデッドプールもデスのことはまんざらでもないようで、2人はラブラブに。
せっかくの努力が報われず、いとも簡単にデッドプールにデスを取られたことに、怒りを覚えてしまったようです。
デッドプールを不死に変えたのはサノス
そのデッドプールとデスの仲を引き裂くために、サノスはデッドプールを不死に変えてしまいました。
映画ではミュータントの男から、ミュータント遺伝子を活性化させる血清を投与され、突然変異を誘発する為に拷問を受けた末に不死になりました。原作と映画では大幅に設定が異なっています。
サノスは「死なない身体にすれば、死神であるデスにとって興味の対象外になる」と考えたのでしょう。
ですが、デスのデッドプールに対する愛は変わることはなく、不死になった後も何度も会っています。
デッドプールvsサノスでは共闘している2人
ある時、デスが何者かにさらわれ宇宙から死という概念がなくなってしまいます。
デッドプールは2人の仲を引き裂くためにサノスが仕込んだと思い込みサノスと決闘。デッドプールはサノスにボコボコにされそのことも誤解でした。
サノスもデスの行方を捜していたと理解したデッドプールはサノスと共にデスを探すことにします。漫画の中では息ピッタリの連携をしていました。
映画デッドプールではサノスの役者が登場
映画デッドプール2でデッドプールの相棒になるケーブルを演じている「ジョシュ・ブローリン」さん。彼はサノスを演じていることでも有名であり、本作では早速デッドプールからそのことをネタにされています。
中の人ネタで「黙れサノス約束の通り…」とつい口を滑らせていたところを慌ててケーブルがデッドプールの口を塞いだり、ところどころでサノスいじりがありました。
映画では権利の関係で直接的なカラミはないものの、ファンの人には嬉しいネタがチラホラと。
おわりに
映画では直接絡めていないデッドプールとサノスですが、原作ではデスを巡ってさまざまな争いに発展しています。
「デッドプールVSサノス」は日本語訳されたコミックもでていますし、英語版はKindle読み放題にもあるので、気になった方はチェックしてみてください。
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