アベンジャーズを率いて数々の戦いに身をと投じてきた「キャプテン・アメリカ」。そしてキャプテンアメリカと言えば、一時期を除いて初登場映画からずっと使用していた「盾」がトレードマークです。
この記事では、キャプテンアメリカの盾の誕生経緯や、その強度、戦い方について紹介していきます。
キャプテンアメリカの盾の誕生経緯・盾の強度
初登場
キャプテン・アメリカの盾はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中に何種類か登場しています。(『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで)
最初の盾はアメリカの国旗である星条旗をあしらってはいますが丸い形ではなく、細長いいわゆる普通の鋼鉄製の盾です。
鋼鉄製の盾ですから宿敵ヒドラの攻撃を防ぎきれるとは言いませんが、キャプテン・アメリカとして最初に手にしたこの盾から全てが始まったといっても過言ではありません。
次に登場する盾はトニー・スタークの父親であるハワード・スタークが試作したヴィブラニウム製の盾です。こちらは開発段階のため色が塗られていない銀色ですが、形はすでに円形をしています。
ヴィブラニウムは貴重であるため標準仕様にできず試作のみの状態でしたが、他に制作していた他の盾よりもこのヴィブラニウムの盾をスティーブが気に入り使用することになりました。
ここでお馴染みの星条旗柄があしらわれた3つ目の盾が完成し、キャプテン・アメリカとして活動が本格化していきます。
トニースタークとの仲違いからエンドゲームまで
この盾に使用されているヴィブラニウムは、硬度と強度はダイヤモンド以上で軽量、さらに受けた衝撃をそのまま吸収して硬度をあげることができる最強の鉱物です。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』ではハワードが持っている分しか存在しないとされていましたが、その後『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の中で、ワカンダで採掘できることが分かりました。ブラック・パンサーのスーツもこのヴィブラニウムで作られています。
そんなキャプテン・アメリカが愛用していたヴィブラニウムの盾ですが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でトニー・スタークと仲違いした際、戦いの末にトニーに「盾を持つ資格がない」と言われ手放してしまいます。
その後『アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー』ではワカンダ製の盾を装備して登場。これまでの盾とは異なり、縦長で先端が刃のようになっていて変形して攻撃・防御の両方に使用することができ、さらに両腕につけることができます。
最終的に『アベンジャーズ・エンドゲーム』でトニーと和解した際に盾を保管していたトニーから手放した盾(トニーによって傷が治され、さらに機能が追加されたという噂も)を返却してもらいます。
最後のサノスとの対戦ではずっと愛用してきたこの盾で戦いますが、過去からやってきたサノスの攻撃によって破壊されてしまいました。
ですが、戦いの後に再度タイムトラベルをした際に過去の盾を手に入れ、最終的に親友であるファルコンに託したところでキャプテン・アメリカと盾の物語は終わっています。
エンドゲームのその後
エンドゲームの後は、キャプテンアメリカことスティーブロジャーズからファルコンことサムウィルソンに引き継がれました。
ただ、サムはキャプテンアメリカの盾を引き継ぐことに葛藤を抱えています。
そんなファルコンの葛藤や盾の行方はディズニー+のオリジナルドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ウィンターソルジャーで描かれています。
無料体験期間もあるので是非この機会にディズニープラスをチェックしてみてはいかがでしょう?
キャプテンアメリカの盾を使った戦い方を紹介
キャプテン・アメリカの盾はただ守るだけではなく、跳ね返す・投げるといった使い方があります。
盾はヴィブラニウム製のため防御力はピカイチで、それを攻撃にも利用してビーム等の攻撃を跳ね返して使用しており、『アベンジャーズ』ではソーのムジョルニアが発生させた衝撃派を反射させて敵を攻撃したこともあります。
ちなみに最初にキャプテン・アメリカとソーが出会った時にはソーがムジョルニアを使用してキャプテン・アメリカを攻撃しています。その衝撃に盾は耐えることができましたが、自身は耐えることができず吹き飛ばされてしまいました。ムジョルニアはアベンジャーズの中でも神が持つ武器ということで最強クラスの攻撃力を持っているので盾が衝撃に耐えたということだけでも上出来です。
また、アイアンマンと仲違いしたとき(『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』ではアイアンマンのビームを防ぐことができ、盾として「守りながら戦う」という点においてこのヴィブラニウム製の盾は最強と言っても過言ではありません。
また、キャプテン・アメリカはこの盾を投げることで相手を攻撃しています。相手目掛けて投げて壁などに跳ね返して戻ってこさせていますし、跳ね返ってくる過程で攻撃することもできます。
これは投げる瞬間に、投げ方や敵や建物に命中させたときの跳ね返りを瞬時に計算して自分の手元に戻しているということで、彼の尋常ではない頭の回転の良さがないとできないことです。
ちなみにトニーが手を加えて磁石を盾に仕込んでより素早く正確に戻ってくるようになったという説もあるくらい、盾の軌道は神がかったものがあります。
アイアンマンとの戦いで手放した盾の代わりにワカンダ製の盾を使用していたこともありますが、そちらは同じヴィブラニウム製でも投げることより接近戦で武器のように使用することに特化していたためこのような戦い方は円形の盾を使用している時のみになります。
また、ヴィブラニウムの「衝撃を吸収する」という特徴を利用して『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では高いところから落下する際に盾を下にひいて、落ちた時の衝撃を軽くしています。
他にも盾を使用してそのまま殴ることもあり、強靭な身体のキャプテン・アメリカが強度の高い盾を使用するからこその迫力があります。この殴る攻撃でアイアンマンのアークリアクターを破壊したこともあるくらいの攻撃力で、接近戦でも頼もしい姿を見せます。
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